画像：新商品の「こがし蜜いも」
自然な甘さのさつまいもペースト。すでにお取り寄せの注文が相次いでいる
福島市移住４年目、大波地区の地域づくりのキーパーソンに！
「過疎化は農村共通の課題で、 放射能がそれを加速させた」とＮＰＯ法人００７３（おおなみ）理事長の永井康統さん。「農地の再生なき復興はない」との思いが、福島市大波地区に移住し、大波米の復活に向けた活動のきっかけでした。
震災後、大波小学校が廃校になり、子どもの声も聞こえなくなった大波地区。「若い人たちが食べていける、生活できる農業の仕組みを作る」と大手企業を退社して NPOを立ち上げました。 ２０１８年４月から３年間は地域おこし協力隊として任務も果たしてきました。
地域おこし協力隊の任務を終え、第二ステージへ。大波米の復活はもちろん、米以外の特産品にと取り組んで来たサツマイモ（紅はるか）の加工販売もより本格化。サツマイモの特性を十二分に引き出した甘さ抜群の干しいもは、首都圏からの注文も多く、すでに完売状態だとか。サツマイモの新商品開発にも意欲的で、焼き芋をそのまま凍らせた「ひゃっこいも」や、焼き芋をペースト状にしたような「こがし蜜いも」などが発売になっています。
いずれも原材料はサツマイモのみで混じりっけなし。「サツマイモってこんなに甘いものなんだ～～」と驚くばかりの自然な甘さ。「砂糖なしの自然の甘味で出来る食べ物は、女性にとって興味があるものが出来るんじゃないかな」と永井さん。
「大波に来ないと食べられないようなものを提供できるカフェをやりたい」と永井さんの計画は次々に膨らんでいます。永井さんの存在は、この地域に大きな波を呼び起こすに違いありません。
お問合せ先
NPO法人００７３
福島市大波字古戸7ー3
URL:https://www.npo0073.net/
写真:NPO法人理事長 永井康統括さん
写真：ひゃっこいも
熟成させて焼き上げた焼き芋を冷凍。さらに糖度がアップし、しっとりとした食感に。
添加物なし、素材の甘みだけの天然のスイーツ
