事業内容

n001

平成24年5月、仙台市では、東北の観光・物産・起業の拠点施設「東北ろっけんパーク」を仙台市の中心商店街にオープンしました。その施設は、前年に起きた東日本大震災からの復興支援の拠点としての役割も大きな目的で、さまざまな取り組みが始まり、被災3県を中心に、東北六県の観光・物産・起業を支援する拠点となったのです。
原子力発電所事故がもたらした影響に苦しむ福島県に対して、仙台市側の特別な配慮により、東北ろっけんパーク内に福島県の常設ブースの設置が検討され、福島県内から仙台市に避難している県民の雇用創出も目的として、緊急雇用創出事業「ろっけんパーク出店事業」が実現しました。その委託先として当会が選定されたのです。
東北ろっけんパークは、3階建ての空き店舗を利用した施設です。復興支援を主に行う場所として、各地で始まった復興への取り組みから生まれたグッズの販売や被災3県の今を伝える情報提供を常時行い、定期的に「復興物産市~東北いいもんパーク~」が開催されました。そのフロアの一角に、「ふくしま元気プラザ」と名付けた福島県の常設ブースを設置、平成24年6月にオープンしました。オープニングセレモニーには、福島県企画調整部長をはじめとする来賓の方々によるテープカットも行われ、福島県の人気キャラクター「八重たん」も登場し、賑やかなスタートとなりました。
この事業は、あぶくま地域、奥会津の過疎・中山間地域の地域振興活性化の大きな役割でした。福島県内全域が風評被害に苦しむ状況でもあり、津波被害の大きかった浜通り、避難を余儀なくされ、県内全域に避難中の市町村だけでなく、福島県内全域から商品を集めることに注力しました。仮設住宅で新たな生き甲斐づくりとして誕生した手作り品、厳しい状況の中で生産を続ける農産物の販売、前向きに取り組む活動団体の紹介のために、福島県内を駆け回って商品や情報を集めて仙台へ届けます。店頭に立つのは、南相馬市や浪江町から仙台に避難しているスタッフでした。「ろっけんパークに行けば、福島の詳細な情報が聞ける」と、避難している方々が集う場所となるには時間がかかりませんでした。
「復興物産市~東北いいもんパーク~」は、東北六県を対象にした物産市ですが、それとは別に「ふくしまフェア」を開催できたことも大きな成果です。3年間で通算16回を数えたふくしまフェアでは、多い時には一日に1,600人を越えるお客様をお迎えしました。朝採りの新鮮な野菜や果物、避難先で新たに起業した酒蔵、丁寧に作られた手作り品、何代にも渡って守り続けた味や技。回数を重ねるごとに、そのよさをわかってリピートするお客様が増えていくのは喜びとなりました。首都圏や仙台市内のイベントに「福島県の商品を集めてほしい」という注文を元気プラザが担当し、オリジナルセットを提供することも増えていきました。「がんばって」「負けないで」「何もできなくてごめんなさいね」といいながら購入していくお客様に励まされました。
この事業を通して、あぶくま地域はもちろん、福島県内各地に当会を応援してくださる方々とのつながりができたことは、今後の活動に大きな力です。実際に見聞きした実情をふまえ、今後に生かしていくことが求められると思います。

besshi1_pro

参考資料企画書(PDF 154KB)
※別ウィンドウで表示されます

n003

 東日本大震災以後、福島県を訪れる観光客減少の回復を図るため、少しでも多くの方々を誘客することを目的にあぶくま地域内でスタンプラリーを行いました。スタンプラリーの参加する人にも、またチェックポイントとなる店舗にもメリットがあるように配慮した選定を心がけたのは、昨年度実施と同様ですが、今年度は全村帰還を果たした川内村の施設を2ヶ所設けました。
 管内の道の駅を中心にして、数カ所を一日で回れるような工夫をこらし、あぶくま地域の見どころを再発見してほしいとの思いも込めて実施しました。
 応募者総数は300名で昨年度に及ばなかったのは、実施時期を秋〜冬にしたためと思われ、反省点となりました。

n002

 原発事故の影響は、想像を超える難題をもたらしました。あぶくま地域は、原発事故の被害の有無が大きく異なる地域で、26市町村を同様に考えることができない地域です。そこで、正しい情報を提供することが急務となり、阿武隈地域振興協議会のホームページの見直し、詳細情報の提供を中心に更新作業を行う一方、あぶくま地域へ足を運んでもらうために「スタンプラリー」を実施しました。
 管内26市町村の担当部署から届く震災後の復旧情報、不通道路や閉鎖施設の情報、大小を問わないベント開催情報等を集約し更新。また、既存ページの内容の見直しを年間を通して行いました。スタンプラリーは、チェックポイントを20カ所設けましたが、スタンプを押すだけでなく、その施設のメリットにもなるよう、購入や利用促進につながるよう配慮しました。のぼりを立て、ポスター、チラシ、ホームページ等で周知を図りました。チェックポイントになった各施設に賞品を格安でご提供くださるよう交渉し、ご協力をいただきました。参加ハードルは低く、賞品を少しでも豪華にしたことが、参加しやすいスタンプラリーになったと思われます。応募総数は450名。賞品の抽選にもれた方々には、残念賞を送らせていただきました。

n005

 平成23年3月11日を機に、福島県の状況は一変。今何をすべきかを常に突きつけられるような日々が続きました。首都機能移転候補でもあったあぶくま地域は、実は地盤はとても強固で、地震による被害は少なかったのです。むしろ、平成23年4月に発生した大きな余震の被害が大きかった地域もありました。
道路の寸断で、管内道の駅の中には、売上げが2割程度にまで落ち込んだところもありました。それでも、避難者を受入れ、支援に走り回る人のあたたかい心があふれていました。
 そんなあぶくま地域の情報を正しく発信することが理解につながると、首都圏や県内にむけて情報誌を発行。出荷停止の農産物も多く、食に関する事業に従事する方々の苦労を目の当たりにしたことも多くありましたが、避難先で商売を再開する方々や、郷土の味や技を絶やさぬ努力を続ける姿を取材し続けました。年度末には、あぶくまの桜紀行の特集を組み、震災直後でも美しい姿を見せた桜の数々を取り上げました。
 平成23年3月11日を機に、福島県の状況は一変。今何をすべきかを常に突きつけられるような日々が続きました。首都機能移転候補でもあったあぶくま地域は、実は地盤はとても強固で、地震による被害は少なかったのです。むしろ、平成23年4月に発生した大きな余震の被害が大きかった地域もありました。
道路の寸断で、管内道の駅の中には、売上げが2割程度にまで落ち込んだところもありました。それでも、避難者を受入れ、支援に走り回る人のあたたかい心があふれていました。
 そんなあぶくま地域の情報を正しく発信することが理解につながると、首都圏や県内にむけて情報誌を発行。出荷停止の農産物も多く、食に関する事業に従事する方々の苦労を目の当たりにしたことも多くありましたが、避難先で商売を再開する方々や、郷土の味や技を絶やさぬ努力を続ける姿を取材し続けました。年度末には、あぶくまの桜紀行の特集を組み、震災直後でも美しい姿を見せた桜の数々を取り上げました。

事業分野 内容
あぶくま学の研究 ・地域学の一つとして、あぶくま学の研究 _

・あぶくま学講座、あぶくまフォーラムの開催 _

・あぶくま人づくり塾の開講

・阿武隈地域の新しい産業創出に係わる調査・研究・ネットワークづくり

交流の促進 ・二地域居住のモデル事業の企画・開催

・観光・集客交流資源の発掘と活用 _

・都市と農村の交流・対流に係わる事業 _

・I・U・Jターン者の人的なネットワークづくり

産業の振興 ・あぶくま産業の研究と先導的モデル事業の立ち上げ _

・アグリビジネス・ネットワークあぶくま(仮称)の組成

中間支援 ・相談業務、調査業務、事務局の代行

・経営計画、事業計画立案、各種申請手続きの支援

・あぶくま地域ポータルサイトの運営

abukumamagazine