蔵を活用したお店『蔵のカフェ フローリアン』(三春町)

―――蔵の活用
 三春町では歴史的建造物である「蔵」を整備して一般に貸出しており、それぞれ観光案内所や土産店、カフェなどに利活用されています。そのひとつが『蔵のカフェ フローリアン』です。

―――ゆっくりと時が流れる「フローリアン」の空間
 外観はどっしりとした立派な蔵、その扉を開けると洋風な落ち着いた空間が広がります。

 この店は、三瓶さんと久保さんの女性お二人が運営しています。「店の始まりは、私の夫が地元の三春町で何かやりたいと言ったことです」と三瓶さん。本業とは別に、貸出された蔵を利用したカフェを開店しました。
 店名の「フローリアン」は、ずっと続くようにとの願いを込めて、世界最古のカフェといわれるイタリアのフローリアンの名前を拝借してつけたそうです。オープンからすでに15年の時が流れました。
 三瓶さんが丁寧にドリップしたコーヒーをいただきながら、会話を楽しむ時間はとても心地よく、「フローリアンでゆっくりと過ごして欲しい」との願いの通り、時間を忘れて過ごすことができます。この空間だからこそ、地元のお年寄りから高校生までもが通う人気店なのでしょう。

 昼時には、コーヒー付のランチメニューがあり、パスタやカレーライスなどが提供されます。パスタは日替わりで、取材した日は山菜のパスタでした。山菜の香りと食感を楽しみながらおいしくいただきました。料理担当の久保さんの心がこもった品々を味わってみてはいかがでしょう。

 また、店内ではポーチやブックカバーなどを販売しています。これらは、三瓶さんの発案で、桜のつぼみと小枝から桜色を取り出し染めることに日本で初めて成功した工房にお願いし、三春の桜で染めてもらった商品です。三春町内でもフローリアン以外では数店舗でしか買うことのできない品々です。美しく染め上げられた桜色が、とても魅力的です。

 日本三大桜「三春滝桜」で有名な三春町。城下町として栄え、伊達正宗の正室になった愛姫の出身地としても知られています。そのような歴史ある町として、城下町時代の雰囲気を大切にした街並み整備も行われています。三春の城下町で歴史を感じながら散策し、フローリアンでちょっとしたひとときを楽しむ。ぜひ、「蔵のカフェ フローリアン」にお立ち寄りください。

【蔵のカフェ フローリアン】
住所:福島県田村郡三春町大町77-4
電話:0247-62-7739
営業時間:11:00~18:30
定休日 毎週月曜日、第1・3日曜日

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