福島の花を海外へ 阿武隈から生花輸出に取り組む 株式会社フラワーキング 遠藤大輔さん(塙町)


 塙町の廃校を拠点に福島の花きを中国本土・香港へ輸出し、現地販売に取り組んでいるのが株式会社フラワーキング代表の遠藤大輔さん(42歳)です。

 16年前に中国に渡り、花の販売事業を開始した遠藤さん。日本の切り花も販売していましたが、輸入に関する手数がかかり、販売価格は現地で生産されるものよりずっと高額になり、一般の消費者には手の届かいものにならざるを得ませんでした。「短時間で日本の花きを輸出できれば、一般の人にも手に取ってもらえる価格で販売できる」と、2018年地元東京で花きの輸出会社フラワーキングを設立。本格的に花きの輸出・販売事業に着手しました。

 生花集荷の拠点を探して日本全国各地を回る中、ダリア取り扱いの縁で訪れたのが塙町。生花の栽培が盛んな福島。桜の苗木等も栽培されている状況、空港までのアクセスも良いなど条件が整っていることに加え、廃校活用を検討していた塙町から利用を打診されたのです。そこで2019年に会社登記を移転し、廃校舎の半分を借受け、本社機能と花きの集荷・輸出拠点として稼働しています。

 福島県内で生産されているカスミソウやリンドウ、トルコキキョウなどの生花は、海外でも人気がある他、桜などの枝ものも香港などで人気の商品となっています。

 「今後は農産物の加工品なども加えて輸出を検討し、塙町の活性化につながる事業にしていきたい」と遠藤さん。福島県全域を日々歩きながら未来図を描いています。

株式会社 FLOWER KING(フラワーキング)代表取締役 遠藤大輔
福島県東白川郡塙町大字常世北野字八幡120
Tel/Fax:0247-43-1250

写真:株式会社FLOWER KINGは、旧常豊小学校の校舎の一部を借り、本社・花き集荷出荷場として活用している。