自由な生き方を求め、川内村で新たな挑戦の場を提供する中村雄紀さん(川内村)


川内村の中心にあたる町分地区、蕎麦屋や旅館が並ぶ一角に『町分オルタナギャラリー』が建つ。このギャラリーの代表を務めるのが中村雄紀さん。

中村さんはいわき市出身。会社員として働いていた20歳代に海外渡航の機会を得、20か国以上を巡り、様々な国で多くの人々との共同生活を体験してきた。この体験をもとに自由な生き方を選択したいという思いから、2013年に一部避難解除となった川内村の復興支援作業に通い始める。

翌年には家族と共に川内村に移住。町で行われるイベントや支援活動に積極的に参加してきた。

2016年。空き家のままになっていた元保育園だった建物を所有者から仲間15人で共同購入。室内を自分たちでリフォームし、スタジオ付きのホールをオープンした。

「オルタナ」とは「二者択一、既存のものにとって代わる新しいもの」という意味が含まれ、川内村で楽しいことをどんどんやっていこうと、イベント企画・運営、コンサート、アトリエなどを楽しむことのできる空間として営業している。

昨年クラウドファンディングで民泊できる施設への改修資金を募った。予定の資金満額とはならなかったが、改修の材料費分は確保できたので、ベットを備えた宿泊ルーム2部屋を設置できた。これから民泊を含めた利用料で営業の見通しができ始めた時、新型コロナ感染が広がり、営業を縮小している。

そんな中ではあるが、リモートでの仕事の環境が整ってきたことで、田舎への関心は高まりつつある。

移住者の受入れに積極的に取り組んでいる川内村には、いろいろな年代の人が足を運んできていることから、オルタナギャラリーにも宿泊の問い合わせが入っている。「これから先、少しずつ改修を加えながら、新しいことにチャレンジしてみたい人、田舎暮らしを考えている人、イベントを計画している人達のチャンスの場としてオルタナギャラリーを営業していきたい」と中村さん。オルタナを訪れれば、新たな挑戦のきっかけが見つかりそうです。

町分オルタナギャラリー
福島県双葉郡川内村上川内町分253
TEL:080-4682-0101 
Facebook:オルタナギャラリー
民泊:一泊(素泊まり)2000円/人、キッチン使用可、
ホール:終日 5000円~ /日 機材使用・暖房費は別途