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　エレキギターの軽快で重量感を感じる音は、誰しも一度は自分も弾けたらなと思ったことでしょう。でも、興味を持っても楽器専門店の敷居は高く感じるものです。そんな初心者も、若いころ結構弾いていたベテランにも最高の相談相手になるショップ『Ｇｕｉｔａｒ＆Ａｍｐｓ ＲＯＣＫＹ』の代表渋井康平さんに話を聞いてきました。

　訪れたのは郡山市西田町。郡山東部広域農道から日枝神社に向かう途中の林の中にショップはあるのですが、道路から店舗は直接見えず、探すのは一苦労でした。渋井さんはこの見つけにくいロケーションも大変気に入っているそうです。「ウチのようなマニアックな店を見つけて来るお客様は、相当なこだわりを持っているので、迎えるこちら側も場所も含めてこだわった店にしたかった」と話します。

　渋井さんは東京都巣鴨の出身、新卒入社の初配属先が郡山市だったサラリーマン時代。アメリカ駐在を経て２５年勤務後、２０２２年に脱サラしてこのショップを始めました。「そのままサラリーマンとして勤務していれば安定した生活が送ることができることは分かっていたが、アメリカ駐在時代に「Ｇｏｉｎｇ ｍｙ　ｗａｙ」の人生を貫く周囲の人々に影響を受け、自分の好きな楽器に関することにこだわりを持ってやりたいと思うようになった」と渋井さん。

　扱う商品はエレキギターやアンプですが、中古品販売や楽器・機器の修理が多いそうです。「演奏する人は、新しいものを買うより長年使ってきた愛着がある楽器や機器を修理して使いたがるんです。だからそんな人たちの相談相手になれたら」と思いについて語ってくれました。さらにはこれから始めたい人向けのギター教室も行っていて、「最近小学校６年生の息子からお父さんにギターを教えて欲しいと言われて、教えているんです」と嬉しそう。

　「子どもの頃や学生時代に楽器を演奏していたが、社会人になって日々忙しく生活し、いつしか楽器から遠ざかってしまった人も、ふとした時や生活が落ち着いた時に楽器が無性に演奏したくなるもの。その際はぜひ相談に来て欲しい」とのこと。「場所は分かりづらいけれど、その分、見つけた時の喜びは倍増します」と豪快に笑う渋井さんが、明るく優しく迎えてくれます。

TOP画像：アンプの在庫には自信があると話す代表の渋井康平さん

店舗：郡山市西田町にあるショップ『ＲＯＣＫＹ』

店舗内：所狭しと並ぶエレキギターの数々

店舗内写真