県内初!廃校を活用したテレワークセンター『テラス石森』オープン!(田村市船引町)


―――廃校活用の新たな展開として注目
 2018年3月に複合型テレワークセンターとして『テラス石森』がオープンしました。田村市船引町西部に位置する文殊地区にある旧石森小学校を利用し、テレワークセンターとして機能できるよう整備されました。
(※テレワークとは、インターネットを利用し時間や場所にとらわれず仕事をする形態のこと)

 廃校を活用したテレワーク拠点整備を行なったのは、このテラス石森が県内初。今後、廃校の新たな活用方法のモデルケースとなる存在です。
 校舎1階部分の教室がサテライトオフィスに、多目的スペースはコワーキングスペースに、食堂・職員室はミーティング・セミナールームです。各スペースとも、Wi-Fi、プリンターが完備され、パソコン1台さえあれば距離に関係なく仕事ができる環境が見事に整っています。
 2018年5月現在、この施設には5つの事業所や団体が入居し、事業を行なっています。現在も引き続き入居企業の受入れを行なっています。入居希望企業の申し込みに合わせ、2階部分もオフィスとして整備する予定だそうです。

―――地域の活性化に向けて
 テレワーク環境を整備し、新たな働き方が可能な環境を実現・提供することで、今までの田村市にはなかった新たな分野での雇用、働き方を実現可能になります。都市部の仕事を田村地域にいながらにして取り組むことができたり、子育てや介護などの理由で通常勤務が難しい人たちが働ける機会を創出するなど、さまざまな地域の課題解決に挑戦していく存在です。
 入居企業の具体的な取り組みとして、子育て中のママさんを対象に仕事を紹介する「ママさん向けのハローワーク」を展開する事業などが始まっています。また、テラス石森を会場としたさまざまなイベントも企画されており、地域交流の場を創出するための事業も着々と進められています。
 この施設を利用し、たくさんの交流が行われることで、新たな事業や若手事業者の創出、ネットワークの構築などが期待できます。

 施設運営は、田村市出身の若者を中心に結成された「一般社団法人switch(スイッチ)」です。「デザイン、農業、林業、育児、スポーツなどそれぞれが専門を持ち、田村市を盛り上げたいと集ったメンバーです。このswitchメンバーが、各々の専門分野を活かしながら、魅力ある地域づくりを展開していきます」との言葉に、メンバーの強い思いが感じられます。

 今後のテラス石森の動向に目を離せません。あぶくま地域づくり推進機構でもテラス石森の今後を注目していきます。

問い合わせ:田村市テレワークセンター テラス石森
〒963-4313 福島県田村市船引町石森字舘108番
info@switch-terrace.com

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