アート教室で子どもたちに笑顔を届けたい「アートコミュニティスペースZASSOU」~地元の古民家をリフォームし、アート教室を開校~

▼都会暮らしの中で、故郷「玉川村」を思う
玉川村で生まれた鈴木愛子さんは、高校を卒業するまで村で暮らし、進学のため上京し、都会暮らしを始めました。絵を描くことが好きでしたが、進学したのは芸術系の学校ではありませんでした。都会暮らしをしながら、絵はアルバイトをしながら独学で学びました。「都会での生活にも慣れ、友だちもできました。玉川村のことを話しても、誰も知らないことに気づいたとき、村への愛着が強くなりました。」村に戻ろうと、成人式の年に戻りました。

▼私にできること
玉川村に戻るに際し、今の自分に何ができるだろうかと悩み考えました。そんな時、独学で学んだ絵で、子どもたちのために「アート教室」を開くことでした。芸術に直に触れさせて、体験させてあげたいということでした。鈴木さん自身、ただひたすら描きたいものを自由に描く創作活動ですが、そんな熱い思いに呼応するように話は急テンポで進み、役場の紹介で空き家になっていた古民家を借りることができました。また、ボランティア活動で知り合った郡山の建築を学ぶ大学生たちが古民家をアトリエにリフォームしてくれました。

▼「THAT‘S SO」(ザッツソウ=それは、そうよ)
古民家をリフォームしたアート教室で、子どもたちは学校では出来ないようなダイナミックで独創的な絵画を楽しみ笑顔にあふれています。時にはキャンバスをはみ出ることもOK。また、ある時には廊下のガラスに描くこともあります。それは鈴木さんの考えの源「THAT‘S SO」(ザッツソウ=それは、そうよ)という、否定しないことから由来しています。その考えはアート教室の名「ZASSOU」になりました。

▼これから…
「THAT‘S SO」は広がり始めています。「今後はアート教室や地域のお年寄りのために健康体操教室などの場所としても利用してもらいたいです。」と話す鈴木さん。小さな子どもたちのために絵本なども少しずつ集めはじめています。子どもからお年寄りまで笑顔の絶えない「アートコミュニティスペースZASSOU」です。主宰の鈴木愛子さんは今夏頃にアート教室再開に向けてただいま充電中です。
(2023年12月4日取材Y)

■名称:「アートコミュニティZASSOU」
■住所:〒963-6301 福島県石川郡玉川村四辻新田村中91
■営業曜日・時間:今夏再開に向けて準備中
■駐車場:建物前の空き地に有り
■URL:https://acs-zassou.localinfo.jp/

写真トップ:子どもに接する際、気を付けていることは「上手だね」と言わないようにしている。次も褒められたくて似たような作品になるからだという鈴木さん。

写真2枚目:どんな構図であっても、決して否定せず、子どもが描きたいものを描かせることでその子の芸術的才能の可能性が無限に広がっていく。

写真3枚目:まさに子どもたちが思いのままに描いた芸術作品。描かれたガラスのキャンバスは次回開催までの期間、このまま展示されています。